宮城県が水道事業の運営権を民間委託して、今年度で4年目となります。民間のノウハウを活用しコスト削減を図ることで、水道料金が値下げされるなど、一定の効果が出ています。
5月27日は、県議会議員が白石市にある県の南部山浄水場を訪れ、担当者から現在の状況を聞き取りました。
みやぎ型管理運営方式とは、県が浄水場などの水道施設を保有したまま、運営権のみを民間委託する全国初の取り組みで、2022年度から導入されています。
27日の視察では導入による効果が説明されました。
具体的には、DX化による業務効率化などを図ることで、仙南・仙塩地域で1立方メートルあたりの水道料金が、導入前より「7円」引き下げられたということです。
村上智行県議
「物価や資材高騰、さまざまな経費が以前より高止まりしている状況」
運営会社 みずむすびマネジメント宮城 担当者
「全事業所で薬品を一括購入に切り替えてコストの削減をしたり、日々の小さな努力でコスト削減につなげているのが実情」
県は委託期間の20年間で、総事業費337億円の削減を見込んでいます。