福岡県北九州市の科学館で”超レア”な展示が27日、始まりました。

北九州市八幡東区にある「スペースLABO」。

西日本最大級の大きさを誇るプラネタリウムでは、最新のデジタル技術を使った迫力満点の星空を楽しむことができるほか、大型の竜巻発生装置など自然現象を身近に感じることができる「体感型の仕掛け」が人気を集めています。

そんなスペースLABOで“超レア”な展示が27日に始まりました。

◆リポーター
「ありました!こちらですね。なかなか肉眼では見えない」

展示されているのは、小惑星探査機「はやぶさ」と「はやぶさ2」が宇宙から持ち帰った「小惑星のかけら」です。

小惑星「イトカワ」で採取された粒子は、サイズは1ミリの1000分の1ほどで、顕微鏡で拡大されたものを観察することができます。

さらに…。

◆リポーター
「こちらがはやぶさ2から採取された小惑星のサンプルです。大きさが約3ミリで右側には模型も用意されています」

2019年に小惑星「リュウグウ」から採取され、アミノ酸などの材料が含まれていたことで地球の生命や水が小惑星からもたらされた可能性があると話題になりました。

◆北九州市科学館 小林宏紀 学芸員
「サンプル自体はモニターを通して見るものなので、なかなか実感はしにくいかもしれないんですが、これが3億キロのかなたからやってきたものだという風に思いをはせていただけたら」

展示は6月8日まで行われています。

テレビ西日本
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