新緑の季節5月に毎年宮崎市の小学校に渡来してくる渡り鳥「アオバズク」。
今年も、先週ついに小学校にやってきたということで取材してきました。
【1日目】先週木曜日
(藤松アナウンサー)
「赤江小学校でアオバズクが確認されたと連絡をもらいました。今日はいるのでしょうか。」
アオバズクは全長30cmほどのフクロウの仲間で、普段は東南アジアに生息しています。
宮崎市の赤江小学校ではアオバズクが約20年前から毎年、繁殖期であるこの時期に渡来しイチョウの木で確認されています。
(教頭)
「ちょうどここに、この辺におったんですよ」
(教頭)
「こんな感じで。2羽止まってますけど」
宮崎県では絶滅危惧種に指定されていますが、4月20日、今年も赤江小に渡来してきたことが確認されました。
そのアオバズクを見てみたい!
(藤松アナウンサー)
「見つけるコツってあるんですか?とにかく見る?」
(校長)
「とにかく見る」
木の上を目を凝らしてくまなく探しますが...なかなかお目にかかれません。
そこで・・・
「♪早寝早起きホーホー ごはんをもりもりホーホー」
アオバズクが大好きな子供たち。
赤江小学校にちなんでアオバズクならぬ「アカバズク体操」をして、その姿を待ちます。
この体操、去年、歌詞を児童が考えて作りました。
毎朝各クラスで「アカバズク体操」をしているんだそうです。
ホーホーホーホーと鳴き声が・・・!
子どもたちの体操に導かれてやって来たか?!と思いきや!アオバズクになりきった先生が!
(先生)
「(児童が)待ち望んでいる存在ではあるのかなと。見に行ったりとか『来てたよ』みたいな話を朝してくれたりとかする子もいます」
(藤松アナウンサー)
「きょうはいませんでしたが、また探したいと思います。アオバズクーーーウ・・・」
【2日目】そしてきょう!
(藤松アナウンサー)
「今日こそリベンジです!アオバズクがみたい。お願いします!今日は野鳥の会の田辺さんにお越しいただきました」
(田辺さん)
「今日は大丈夫かなと思ってやってきました。一緒に見に行ってみましょうか」
(藤松アナウンサー)
「はい!お願いします!」
(田辺さん)
「ここしばらくで姿が見られたのが、だいたいこの空間なんですね」
(藤松アナウンサー)
「今は・・・」
(田辺さん)
「今は・・・いないですね」
(藤松アナウンサー)
「いない・・・」
今日も残念ながら見られず・・・・。
それでも先週、確かに目撃されたアオバズク。田辺さんは。
(田辺さん)
「アオバズクが巣を作って繁殖をするには適した場所という判断をしている」
「イチョウの木で巣を見張るオスの姿を見ることができます」
「メスは近くにある古い木に巣穴を見つけて巣を作って卵を温めている」
(田辺さん)
「成長と雛が生まれる過程も確認ができるというのは素晴らしいこと」
「自分たちの家族みたいに思っているということで大変珍しいことであり、いいことだなと感じています」
(藤松アナウンサー)
「アオバズクが来てどうですか」
(子供)
「うれしい!」
フクロウの仲間ということで「福」を運んできてくれているアオバズクは、例年ですと雛が巣立つ7月下旬まで赤江小学校にいるということです。