コメの価格が高騰する中、消費者や業界から注目されている品種です。真庭市蒜山地区で「アキヒカリ」の田植えが行われました。
地元の人による田植え歌の演奏に合わせて手作業で田植えが行われました。
植えているのは主に飼料用として栽培されている「アキヒカリ」です。真庭市蒜山地区では19年前から「アキヒカリ」の産地化が進められていて、現在は48戸の農家合わせて44ヘクタールで栽培、全国で唯一、食用として出荷しています。
JAによりますとアキヒカリは酒造用に加え、ここ数年、外食産業やスーパーなどからの需要が増えており、コメの価格が高騰する中消費者や業界から注目されています。
(JA全農おかやま農産課 西村将大さん)
「古い品種なので、種もみから自分たちで取って栽培を続けているのは全国でも非常に珍しい取り組み」
(JA晴れの国岡山 蒜山アキヒカリ振興協議会 河井昭昌会長)
「蒜山は朝晩の気温の温度差があるので おいしいコメができる。天候次第でどうなるかわからないが 良いコメができるよう期待している」
今回の田植えは2027年の種もみを確保するために行われたもので、JAは品質を保ちながら安定した供給に努めたいとしています。