中日新聞静岡総局で県政担当をしている男性記者が飲酒運転をした末に物損事故を起こしていたことがわかりました。男性記者は当初、事故の事実を警察に届け出ていませんでしたが4日後に出頭していて、会社に対して「嘘をついている罪悪感に耐えられなくなった」と説明しているということです。
飲酒運転の事実が確認されたのは中日新聞静岡総局で県政担当をしている男性記者(33)です。
男性記者は5月15日、静岡市内の飲食店2軒で県の関係者などと酒を飲んだ後、近くの駐車場に停めていた車を運転し、同市駿河区中田で物損事故を起こしたものの警察に届け出ませんでした。
同乗者はおらず、男性記者は4日後の19日になって警察に出頭し、飲酒運転で物損事故を起こした事実を伝えています。
中日新聞東海本社によりますと、男性記者は会社に対して17日に物損事故の事実を報告していましたが、その際、飲酒運転については言及しておらず、20日に初めて告げ、飲酒運転した理由については「駅のタクシー乗り場に向かったがタクシーをつかまえられなかったため、駐車場に戻って運転してしまった」と話した上で、「嘘をついている罪悪感に耐え切れなくなった」と説明しているということです。
男性記者の話では1軒目でビールとレモンサワーを1杯ずつ、2軒目で日本酒を2.5合飲んでいて、中日新聞静岡総局は現在、当該の男性記者を自宅待機とし、記者業務から外しています。
静岡南警察署は「そのような事実は把握していて現在捜査中」と話しています。