京都アニメーション放火殺人事件の被害者の遺族が、滋賀県の中学校で講演を行いました。
【渡邊美希子さんの母・達子さん(74)】
「今でも悲しいし、寂しいし、娘には会いたい」
講演を行ったのは、6年前の京都アニメーション放火殺人事件で命を奪われた渡邊美希子さん(当時35)の遺族です。
渡邊さんは美術監督などとして「京アニクオリティ」を支えた一人で、母の達子さんと兄の勇さんは中学生たちに「当たり前の日常の大切さ」を伝えました。
【渡邊美希子さんの兄・勇さん(46)】
「今そばにいてくれている人とか、何気なくかかわってくれている人がすごく大切だなと。当たり前じゃないんだなと」
中学生たちは遺族の話に真剣に耳を傾けていました。