5月25日、長野県山ノ内町に山菜採りに来て行方がわからなくなっていた群馬県の男性2人とみられる遺体が見つかりました。増水した川に流されたとみられています。
行方不明になったのは群馬県前橋市の70代から80代の男性と70代の男性です。
5月25日、3人のグループで奥志賀高原に山菜採りに入りましたが、午後8時ごろ、1人が「4時ごろほかの2人とはぐれてしまった」と警察に届け出ました。
26日午前5時半ごろから警察などが捜索した結果、午前7時前、雑魚川の川岸で行方不明の1人と見られる遺体が見つかりました。
続いて午前8時半ごろ、遺体が見つかった場所からさらに下流の河川内で男性の遺体が見つかりました。
同行した男性は、増水した川で1人が流されそうになり、もう1人が助けに向かったまま、戻って来なかったと話していました。
通報した同行者:
「(川を渡ったとき)途中でヨタッとしました。体が斜めになって、それだけ水圧が強かった。自分が先頭で渡って、渡りながら『ヤバイ』と思った。でもなんとか枯れ木を伝って足を踏ん張って行った。(流されかけた1人は)こっち側(の岸)で手を上げていた。『大丈夫、大丈夫』と言って。(もう一人は)『先に(山菜を)持って行って(流されかけた人と)一緒に行くから』と言った。そうしたら2人は来なかった」
警察は行方不明の2人とみて身元の確認を進めています。