2024年に火災が発生したキノコ工場で、再建工事にあたっていた男性が作業中に転落し死亡しました。

事故があったのは長野県上田市にあるホクトの「上田第一きのこセンター」です。

警察や消防によりますと、24日午前11時20分ころ「男性が2階から転落してしまった」と作業員から119番通報がありました。

転落したのは長野市の建設作業員の男性(69)で、意識不明の状態で上田市内の病院に搬送され、死亡が確認されました。

この工場では2024年10月に火災が発生し、焼失した建物の再建工事が行われています。男性は2階の床の開口部で溶接作業を行っていたところ、1階まで約6m転落したということです。

ヘルメットや安全帯を付けていたかなど含め、警察が当時の状況や事故原因を調べています。

なお、この事故の前日にはホクトが、工場の火災原因について「充電中のリチウムイオン電池が暴発した可能性が高い」と消防から説明を受けたと発表しました。ホクトは、人のいない時間帯には充電を行わないよう全ての工場で徹底し、再発防止を図るとしています。

長野放送
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