全国に伝わる神楽をユネスコの無形文化遺産に登録しようと、23日東京で総決起大会が開かれ、島根県の丸山知事が、新しい知事連合の共同代表として、気運の醸成に務めました。
東京の参議院議員会館で行われた神楽のユネスコ無形文化遺産登録を目指す総決起大会。全国の神楽保存団体をはじめ、知事や国会議員など合わせて約100人が出席しました。
会場では神楽の面や衣装が展示されたほか、各地の伝統の神楽が映像で紹介されました。
日本には4000を超える神楽が現存すると言われています。
神楽の登録をめざす動きの中では、今年3月に知事連合が設立され、現在32の道府県知事が加入し、丸山知事は、岩手・宮崎両県知事とともに、共同代表を務めています
神楽継承・振興知事連合共同代表:島根県丸山知事:
「ユネスコ無形文化遺産に登録され、神楽の保存継承が力強く進んでいきますよう、力を合わせて頑張っていきましょう」
ユネスコ無形文化遺産の審査は実質2年に1度で、文化庁が2026年度登録分としてすでに申請している「書道」に続いて、次の2028年度分として有力視されているのが「温泉文化」と「神楽」です。
神楽継承・振興知事連合共同代表 宮崎県河野知事:
「2028年、神楽、ユネスコ無形文化遺産登録を目指して、頑張ろう」
このあと丸山知事らは、文部科学省にあべ俊子大臣を訪ね、申請に向けた要望書を提出しました。