鳥取県日野町にあるJR伯備線の上菅駅。
2025年4月、開業100周年を迎えました。
これを記念して住民が駅にペイントし、地域のシンボルにする取り組みが始まりました。
JR伯備線「上菅駅」に集まったのは、町とJRの職員など6人。
15平方メートルほどの駅舎の床に白い塗料を塗り始めました。
6月1日のイベントで参加者がペイントするための「下地」を作ります。
上菅駅は大正14年、1925年に開設され、先月、開業100周年を迎えました。
しかし、停車するのは普通列車だけ。しかも日中は2時間間隔。
駅の周辺地域では人口減少が続き、1日の利用者は平均10人程度、朝夕を除き、人気はありません。
こうしたなか、住民の要望で誕生し、100年の歴史を刻んだ駅を地域のシンボルにしようと、町とJR西日本グループが6月1日に記念イベントを企画しました。
イベントでは、町とJRの若手職員が描く新型やくもや、日野町の公式キャラクターのイラストを中心に町民がメッセージなどをペイントします。
ペイントを担当する日野町・三好郁瑠さん:
「JRと日野町の思い出が詰まった素敵な絵を作りたいと思っています」
ペイントを担当するJR西日本・竹原悠花さん:
「これからも地域の皆様に愛されて気軽に立ち寄れるような駅になったらうれしいと思います」
JRはイベントに参加するボランティアを募集、地域のシンボルにふさわしく駅舎を彩りたいとしています