不正に銀行口座を開設しキャッシュカードを騙し取った罪に問われた元警察官の男に、静岡地裁は執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
判決によりますと浜松中央署の元巡査長の男は、他の男と共謀して第三者に使わせる目的で不正に口座を開設し銀行からキャッシュカードを騙し取りました。
5月23日の判決公判で静岡地方裁判所の野々山優子 裁判官は「犯行を呼びかけたのは共犯者だが自ら手続きをするなど役割は重要で不可欠。警察に対する社会的信用を失墜させかねない犯行」と指摘しました。
一方で懲戒免職となるなど一定の社会的制裁を受けていることから、懲役2年執行猶予3年の有罪判決を言い渡しています。