インサイダー取引をした罪に問われている三井住友信託銀行の元部長が、初公判で「老後資金のためだった」と述べ、起訴内容を認めました。
三井住友信託銀行の元部長、片山肇被告(55)は、業務で把握したTOB(株式公開買付け)についての情報をもとに、3社の株約3200万円分を買い付けた罪に問われています。
片山被告は初公判で、「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。
インサイダー取引をした理由について、片山被告は「老後資金のためだった」と説明しました。
また「昇進の限界が見えて資産計画を立て直す必要があった。10年で2000万円を貯めるという目標を達成するため自分を追い込んでしまった」と話しました。