熊本東警察署は22日、高齢者の事件や事故防止に協力する寺院の住職に委嘱状交付式を行いました。
2015年から始まった『熊本東警察署住職シルバーサポーター』制度。東警察署が管轄するエリア内で、18の寺院の住職が檀家(だんか)の高齢者たちに「電話で『お金』詐欺」や交通事故への注意喚起を行います。
きょう行われた委嘱状交付式には、7人の住職が参加。代表して廣福寺(こうふくじ)の宇治正信さんが「より一層、高齢者の心に寄り添い、事故や犯罪の被害防止のため努めたい」と決意を述べました。
熊本県警によると、県内では、ことしに入り「電話で『お金』詐欺」が73件、高齢者が原因の交通事故が265件発生していて、いずれも去年の同じ時期より増加しているということです。