高知県の空港で目撃されたのは、捜査員に囲まれる覆面の男、さらに金髪の長髪をなびかせる男と17歳少年が高知に移送される様子です。

東京、栃木、愛媛、沖縄、4都県にまたがる巨額詐欺事件の犯行グループが摘発され、22日までに10人もの人物が逮捕されていたのです。

主犯格とみられるのは、小笠原惇容疑者(40)。

2024年度、4都県の税務署にうその所得税の申告書を出し、還付金576万円をだまし取った疑いが持たれています。

FNNは、グループ内で共有されていた“犯罪マニュアル”を独自入手。
一体何が書かれているのか。

準備するものとして記載されていたのは「裏切らない心」。

また、仕事の内容には「逮捕リスクほぼなし」などと書かれていたのです。

グループは、どうやって還付金をだまし取ったのか。
その手口としてグループが悪用したのは、ネットで確定申告ができる「e-Tax」。

警察への取材によると、募集した闇バイトに入手させた「e-Tax」のIDとパスワードを使い、うその所得税の還付金を請求するというものでした。

高知県警は数百人が詐欺に関わり、被害総額は数億円に上るとみて余罪を捜査しています。