高畠町で発生した重傷ひき逃げ事件で逮捕された男の身柄が検察庁に送られた。ひき逃げの直後、現場付近では車が盗まれる被害が確認されていて、警察が関連についても調べている。
過失運転致傷などの疑いで22日に送検されたのは、本籍が福島県で住所不定・無職の石川康博容疑者(37)。
警察によると、石川容疑者は4月5日夜、高畠町高畠の国道399号で軽トラックを運転中、前を走っていた米沢市の会社員の男性が運転するバイクに追突する事故を起こしたが、男性を救護せず立ち去った疑いがもたれている。
この事故でバイクの男性は腰の骨を折る大けがをした。
石川容疑者は軽トラックを放置したままその場から立ち去っていて、警察がひき逃げ事件として捜査し、20日に神奈川県内で逮捕した。
ひき逃げの直後、現場の近くでは車が盗まれる被害が確認されていて、警察は石川容疑者が軽トラックを放置した後、逃走用に車を盗んだ可能性もあるとみて関連についても調べている。