22日午後、小泉新農水相が農水省の職員に対して訓示を行いました。
一体何を語ったのでしょうか。
22日午後、農林水産省の職員への訓示に臨んだ小泉進次郎新農林水産相。
小泉進次郎農水相:
緊急登板で皆さんからしても、この過渡期に大変な思いをされているかもしれませんが、どうか自由闊達(かったつ)な議論を省内でしていただいて、私のことを使っていただければと思います。
発言に熱がこもったのが、コメ価格を下げることへの強い決意でした。
小泉進次郎農水相:
今国民の皆さんに最も求められてるのは、コメの問題をスピード感を持って結果を出せるかどうかです。きょうこの会場には、コメの政策を睡眠時間を削りながら働いてくれてる農産局の皆さんもおいでだと思います。本当にありがとうございます。
「コメは買ったことがない」発言で事実上の更迭となった江藤前大臣の後任として新大臣に就任した小泉氏。
22日午後、農水省で行われた引き継ぎ式では、新旧大臣ががっちり握手。
いよいよ本格始動となった小泉農水相は早速、こんな発言を。
小泉農水相:
きょう長野県の全農で販売しているコメが、とうとう2900円。
小泉大臣が備蓄米放出の効果として挙げたのが、JA全農長野が系列のスーパーで販売した備蓄米。
税別価格ながらも、値札には2990円と2000円台が表示されていました。
自らを“コメ担当大臣”と称した小泉氏は、米の価格下落をどこまで実現できるのか。
「イット!」が向かったのは、小泉大臣の地元・神奈川・横須賀市のおにぎり店。
さまざまな具材が詰まったおにぎりが並ぶこの店には2025年3月に小泉大臣が来店。
梅干しと卵のおにぎり2つを購入したといいます。
おにぎりの店「ヨネヤ」・仲山慶オーナー:
(“進次郎効果”への期待は?)おコメの価格が商売に反映されるので、(小泉農水相に)頑張ってほしいと期待している。
こうした中、注目を集めているのが石破首相の「コメは3000円台でなければならない」という発言です。
「米は5kg3000円台を実現する」と発言しましたが、3000円台といっても、3000円から3999円と幅が。
妥当だと思う米の価格はいくらだと考えているか街で聞きました。
希望価格3000円と答えた人:
戻ってほしい。だって5kg2800円ぐらいで買ってた。今4000円だから、できれば戻ってほしい。
希望価格3200円と答えた人:
私はお店やってるので、別の意味でスゴく切実。カレー屋です。だから絶対お米必要なので。
希望価格2500円と答えた人:
2500円~2600円がいい。最近高すぎてまひしちゃってる。3000円切りたいなとは思います。
50人に聞いた結果は、3000円台では納得できず、2000円台まで下げてほしいとの声が最多の17人から上がりました。
希望価格2800円と答えた人:
2800円ぐらいで。3000円以下がいいな。前は2300円くらいで普通にブランド米が買えてましたよね。
小泉大臣は22日、民放の番組に出演し、米の価格について、「3999円を達成したら『言ったことをやった』とはならない。価格破壊を起こさなきゃいけない”などと発言。
小泉大臣の手腕が問われます。