露地もののサクランボの出荷シーズンを前に、佐藤錦の発祥の地として知られる東根市で祈願祭が行われた。東根市でも2025年は着果にバラツキが出ているという。

佐藤錦原木記念碑前で行われたのは、露地もののサクランボ出荷に向けた祈願祭。
22日、生産者や市場関係者が出席し、サクランボの収穫シーズン中の作業の安全と、より安定した高値で取引されるよう祈願した。

JAさくらんぼひがしねが5月に行った作柄調査によると、2025年はサクランボの満開期間中に雨や強風に見舞われ、受粉に必要なハチが思うように活動できず、園地によって特に佐藤錦で着果にバラツキが出ているという。

しかし、2024年が歴史的な不作だっただけに、生産者たちは「今年こそは」と意気込んでいる。

(JAさくらんぼひがしね・松浦洋二代表理事組合長)
「昨年はおいしいサクランボを待っていたみなさんに十二分に届けられなかったのが非常に残念。今年こそは待っててくださる全国のみなさんから『おいしいサクランボだ』と言ってもらえるものを届けたい」

東根市の露地ものの佐藤錦は、6月20日ごろに収穫の最盛期を迎える。

さくらんぼテレビ
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