高騰が続くガソリン価格を抑えようと、22日から政府の新たな補助金制度が始まりました。宮崎県内では早速、値下げを行ったガソリンスタンドもあり、消費者からは期待の声も聞かれました。
(森山裕香子記者)
「きょうから始まった、新たなガソリンに対する補助制度。こちらのガソリンスタンドでは早速、5円値下がりしました」
22日午前9時半すぎ、宮崎市のガソリンスタンドでは、レギュラーガソリン1リットルが169円から164円に値下げされました。
22日から始まった補助制度では、最終的にガソリン価格が10円値下がりするよう、石油元売り各社に補助金が支給されます。
給油に訪れた人からは…。
(給油に訪れた人は)
「(Q.新しい補助制度は)知らないです。(5円下がるのは)うれしいですね」
「ニュースで聞きました。1円でも安い方がありがたいです」
今回、政府は、急な値下げによる買い控えや需要の増加などの混乱を避けるため、はじめの1週間で5円、その後は毎週1円ずつ値下げし、最終的に7月上旬に10円値下がりするよう、補助金を支給していくということです。
(エムアール石油宮崎店 中原誠副店長)
「値段の上がりはしばらくは無いと思うが、急激に(価格は)下がらないと思うので、少しずつ夏場にかけて値段が変動していってどこかで落ち着く気はします」
全国のガソリン価格を調査する石油情報センターによりますと、19日時点の県内のレギュラーガソリン価格の平均は186.6円で、今後は徐々に値下がりし、7月上旬には176円程度まで下がる見通しだということです。