北九州市は22日、門司港レトロを始めとした関門エリアの魅力アップに向けて、市が保有する歴史的建造物の活用を含めた観光戦略を発表しました。
◆北九州市 武内和久 市長
「関門に呼び込む、そして門司港らしさを磨く。この2つのキーワードでやっていきたいと思います」
北九州市は、市を代表する観光地「門司港レトロ」が30周年を迎えたのに合わせて、海峡を挟んだ関門エリアを楽しむことをテーマにした新たな観光戦略を発表しました。
国内外からのドラマ撮影の誘致や歴史スポットを巡る謎解きゲームのほか、レトロ地区での朝市や夜の散歩といった催しを通して宿泊客の取り込みにも力を入れます。
さらに、昭和初期に建てられた歴史的建造物で、市が保有する旧JR九州本社ビルを民間に売却し、ホテルとして活用することを目指します。
市は、外観の保存などを条件に6月から事業者を公募する予定で、事業規模は数十億円、2~3年後の開業を想定しています。