小泉流のコメ改革について、自民党内ではどういった反応が出ているのか、国会記者会館から中継でフジテレビ政治部・菊池俊匠記者がお伝えします。
就任早々、備蓄米放出の手法を抜本的に見直す改革に打って出た小泉大臣に対し、自民党内で期待感が広がる一方、農水族と呼ばれる議員からは警戒感も出ています。
あるベテラン議員は「早速いろいろやり出して面白い」と評価し、若手議員からは「これまでの霞ヶ関的なやり方と違って良い」「改革志向の小泉さんならコメの価格を下げられる」といった期待の声が上がっています。
一方、農水族と呼ばれる議員の1人は、備蓄米の随意契約に対し「生産者が納得しない」と反発しています。
こうした中、党内では21日、石破首相が掲げた「5kgで3000円台」というコメの価格目標に注目が集まっています。
ある中堅議員は、夏の参議院選挙に影響するとして「なんとしても3000円台に下げてもらいたい」と強調しています。
備蓄米の随意契約については、「それだけでは価格が下がらない」と指摘も出る中、小泉氏の改革でコメの価格がどこまで下がるのかが政権を左右しそうです。