続いて相次ぐ運行トラブルを受け大西熊本市長が「解体的出直しが必要」とした熊本市電についてです。
市電の経営や運行体制の見直しについて市議会などで今後、議論が行われることになりました。
【中原 理菜 アナウンサー】
「相次ぐ市電の運行トラブルを受け、市交通局は抜本的な運行体制の見直しの検討を始めると明らかにしました」
20日の特別委員会で市交通局が示したのは、新たな交通局へと生まれ変わるための経営や運行体制の見直し案です。
【熊本市交通局 岩下 敏和 次長】
「早急な対応が必要ななものに取り組みつつ全体はしっかり見直す」
『人・モノ・組織』に分類して課題を洗い出して対策を検討し、次期、経営計画に反映させたいとしています。
議会側からはこのような意見も。
【北川 哉 副委員長】
「市電を残すありきだけでなく、さまざまな視点で考えなければならないところに出た市長の『解体的出直し』の言葉だと感じている」
【上野 幸威 都市建設局長】
「市電は重要。様々な検証をしたのちにこの場で報告し、市電がどのようになっていく必要があるのか示したい」
運行体制の見直しについては次回、6月11日の特別委員会でも議論が行われる予定です。