5月19日夜、鹿児島市で住宅など2棟が全焼する火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
この家に1人で暮らす60代の男性と連絡が取れず、警察が身元の確認を進めています。
警察によりますと、19日午後9時50分ごろ、鹿児島市花尾町で「木造平屋の住宅と竹やぶが燃えている」と近所の人から119番通報がありました。
火は約4時間後に消し止められましたが、この火事で無職、末吉三郎さん(66)の木造平屋住宅1棟と隣接する小屋1棟のあわせて2棟が全焼し、住宅の焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
末吉さんは1人暮らしで現在、連絡が取れず、警察が身元の確認を進めています。
周囲にほかの住宅は見当たらない山の中の火災現場。
20日午後の時点でも、まだわずかに物が焼けたにおいが残っていました。
竹やぶのすき間から見える焼け跡では柱は黒く焦げて炭のようになっていて、火の勢いの強さがうかがえます。
警察と消防は実況見分の結果を踏まえて、火事の原因について詳しく調べることにしています。