物価高騰で値上がりが続く中、鹿児島市の志學館大学で19日から学生の食を応援する期間限定のサービスが始まりました。
鹿児島市紫原の志學館大学です。
19日朝、キャンパス内のカフェでは授業前に朝食を取る学生の姿がありました。
学生
「すごくおいしい。朝ご飯を食べた方が体力もつくし、勉強をするには必要だと思う」
19日から始まった期間限定サービス、その内容は?
大城哲也記者
「温泉卵に納豆、それにサバの照り焼きと、これほどそろった朝食が100円という安さで食べられるそうです」
物価高騰で苦労をしている学生たちを応援しようと、大学が2024年に続いて提供するものです。
1日20食限定ですが、100円という“破格の安さ”。
大学の後援会の補助もあり実現したそうです。
こちらの学生は1人暮らしを始めてから物価高を実感したといいます。
学生
「(モーニングは)満足です。ありがたいです。(コメ、野菜など)全部高いので大変だと思っている」
買い物をする時も自分なりに工夫しています。
学生
「安い時に(いっぱい)買い、肉を冷凍保存して、作り置きをしている。親のありがたみが分かった」
一方、炊きたてのご飯をうれしそうによそうこちらの学生。
実家暮らしですが親と一緒に買い物へ行く機会が多く、こんなことを感じていました。
学生
「昔はどうして、あんなに安く買えたのだろうと逆に今、思う。100円でいろいろついているのがお得だと感じた」
先の見通せない物価高騰のさなか始まった志學館の100円朝食。
学生のみの利用で5月は23日まで行われるということです。