宮崎2区選出の江藤拓農林水産大臣は、講演で「コメを買ったことがない」などと発言したことについて、「正確性を欠いた」と釈明しました。
コメの価格の高騰が続く中、県民から厳しい声があがっています。
問題の発言があったのは、18日、佐賀市で開かれた政経セミナーの講演です。
(江藤拓農相)
「私もコメは買ったことありません」
「正直 支援者の方々がたくさんコメをくださるんで」
「まさに売るほどあります。私の家の食品庫には」
江藤大臣は、価格の高騰が続くコメについて、「精米だけでなく玄米のまま販売することで備蓄米の流通を促す」という趣旨の話の中で、「コメを買ったことがありません」などと発言しました。
19日、発言の真意を問われた江藤大臣は…。
(江藤拓農相)
「私は、何度も申し上げておりますように、週に2回はスーパー回りをしております」
「そして、東京もですね。妻はだいたい宮崎におりますので、定期的にお米は買っています」
「玄米で買ってほしいということを強調したいがあまりですね、ちょっと私の実態と違うような言い方をしてしまってお騒がせしてしまったことはですね 大変遺憾に思っております」
その上で、「正確性を欠いた」と発言を「修正」しました。
この発言に対し、県民からは厳しい声が相次いでいます。
(高鍋町民)
「物価がどんどん上がっている中で、どれだけコメを持っていたとしてもそれを言ってはいけない」
「いち市民になった感じで、同じような考えを持たないと高飛車だったら成り立っていかない」
(新富町民)
「あんまり深刻さがない。自分は苦労してないんじゃないか」
(木城町民)
「『買ったことない』は大臣としてどうか」
「(コメは)5キロ5000円で買えないと思いながら、まだ目に見えて(コメの価格が)下がっている気もしない」
責任の取り方について問われた江藤大臣は、「結果を出すことによってお応えしたい」と答えました。