大分県大分市の自宅に母親とみられる遺体を遺棄した疑いで男が逮捕された事件で、警察は男が母親の年金を不正に受給していた可能性もあるとみて調べています。
◆TOS児玉直輝記者
「死体遺棄事件が発生した現場です。この家には容疑者と母親が2人で暮らしていました。近所の人によりますと母親は歩くのがやっとの状態でしばらくその姿を見ていないということです」
この事件は大分市大平の住宅で15日床下から白骨化した遺体が見つかったものです。
司法解剖の結果遺体は女性と判明し死後数か月経っているとみられるということです。
しかし、死因は分かっていません。
◆TOS渡辺一平記者
「死体遺棄の疑いで逮捕された小野容疑者の身柄が大分地検に移される」
警察は死体遺棄の疑いで無職の小野忠浩容疑者57歳を逮捕し、16日送検しました。
小野容疑者は2024年10月から12月の間に、自宅の床下に遺体を遺棄した疑いが持たれています。
容疑を認めているということです。
小野容疑者は母親のスマ子さん93歳と2人暮らしで遺体はスマ子さんとみられています。
連絡がとれないことを心配した親族が2024年12月、警察に行方不明届を出していました。
近所の人によりますと小野容疑者は金に困っている様子だったということです。
警察は小野容疑者が金に困っていたため遺体を遺棄し母親の年金を不正に受給していた可能性もあるとみて調べています。