鳥取県境港市の航空自衛隊美保基地で5月15日午後、高所作業車の整備・点検をしていた30代の男性隊員が器材に挟まれ死亡しました。
15日午後3時45分ごろ、航空自衛隊美保基地から「高所作業車の点検中に車体とはしごの間に体が挟まれている」と消防に通報がありました。
挟まれたのは、第3輸送航空隊所属の30代の男性隊員で、心肺停止の状態でドクターヘリで米子市内の病院に搬送されましたが、約2時間後に死亡が確認されました。
美保基地によりますと15日午後5時49分、この隊員は、基地内の車庫で航空機の洗浄などに使われる高所作業車の整備や点検をしていた際、車両に取り付けられているはしごと車体の間に体を挟まれたということです。
作業には複数人であたっていたということで、当時現場にいた隊員から話を聞くなどして事故の詳しい原因を調査しています。
航空自衛隊美保基地の富崎秀樹司令は、「このたびは地域の皆様にご心配をおかけし、大変申し訳ありませんでした。引き続き機材の入念な点検整備を実施し、安全の確保に努めてまいります」とコメントしています。