米子市は16日、米子市淀江町にある温浴施設「淀江ゆめ温泉」から採取した浴槽水から国の基準値を超えるレジオネラ菌が検出されたため、当面の間入浴事業を中止することを発表しました。
市は、5月8日から13日の間に施設を利用し、体調不良や体調に不安のある場合は医療機関に相談してほしいと呼びかけています。
【画像・淀江ゆめ温泉HP】

米子市によると、5月8日と9日に年に1回の点検のため、男女すべての浴槽から採水、その後、簡易検査で「陽性」反応が出たことから13日に指定管理者の株式会社白鳳から市に「レジオネラ菌の陽性反応の疑いがある」と報告があったということです。そして16日に検査の結果が判明し、8日に採取した検体から男性用、女性用の露天風呂や内風呂など6つの浴槽のうち、男性用の水風呂を除く5つの浴槽から基準値を超えるレジオネラ菌が検出されたということです。
また定期点検の際に消毒後に行った9日に採取された検体では、女性用の露天風呂などを除く4つの浴槽で採取された検体から基準値超えのレジオネラ菌が検出されたということです。

施設では、「陽性」反応が出た13日午後から入浴事業をすべて中止し、設備の改修などについて検討しているとしています。
市によると、週に1回のペースで消毒をしているということで、レジオネラ菌が検出された原因を調べています。
また市は、5月8日から13日の間に淀江ゆめ温泉を利用し、体調不良や体調に不安のある場合には医療機関に相談してほしいと呼びかけています。
そして貯湯タンクなどの洗浄や設備修繕などを実施し、再度水質検査を行ったうえで、基準値を下回ることが確認されれば、入浴事業を再開する予定だとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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