空き地で目撃されたのは、もくもくと立ち上る大量の煙。
トルコの憲兵隊が押収した大麻を焼却処分している映像です。
現地では、大麻成分を含んだこの煙の影響で住民が健康被害を訴える騒ぎが起こりました。
トルコメディアによりますと、4月18日、南東部にあるディヤルバクル県で、憲兵隊が2023年からの2年間に押収した大麻の焼却処分が行われたといいます。
集められた量は20トン。
その総額は日本円で370億円以上に相当するといいます。
捜査の成果を誇るかのように、集められた大麻は村の名前の形を描くように並べられました。
そして火が付けられた大麻からは、あっという間に大量の煙が発生。
しかし、現場はすぐ近くに住宅地もある場所です。
地元メディアは、この大麻成分を含んだ煙は数日に渡って村に漂い続け、子どもや高齢者などを中心にめまいや吐き気、呼吸困難などの症状が出たと報じています。
地元の弁護士会などは、大麻を対策もせずに屋外で燃やすのは「公衆衛生に対する攻撃」だとして、告訴状を提出したということです。