大隅にお住まいの方は、桜島の降灰に悩まされたかもしれません。

桜島の南岳山頂火口で15日午前10時45分に噴火が発生し、現在も続いています。

一時、噴煙は最大で火口から3000mの高さまで上がり、大量の降灰も確認されました。

鹿児島市与次郎に設置されている情報カメラの映像です。

灰色の噴煙が勢いよく上がっていきます。

桜島の南岳山頂火口では午前10時45分に連続噴火が発生し、噴煙の高さは午前11時35分に最大3000mに達しました。

こちらは垂水市の海潟に設置されたカメラの映像。

真っ黒な噴煙が上昇し…

風に流されてカメラの方へ。

画面の半分以上が真っ黒になってしまいました。

こちらは、午後1時半ごろの垂水市の牛根麓です。

あたり一面が火山灰に覆われ、太陽の光もさえぎられていました。

林佳伸記者
「垂水市の道の駅前にいます。目を開けていられないぐらい大量の灰が降っています。あたり一面、灰がまっており、視界が悪い状況です」

道の駅を訪れていた観光客も一変した桜島の風景に驚いた様子でした。

宮崎から
「結構ドーンと車がぶつかるような爆発した音がした。かなりびっくりしました」

北海道から
「(桜島が)鹿児島市内から見たらきれいに見えた。こちらに来たら噴煙でひどい目にあいました。やっぱり視界が悪くなる 車が巻き上げる噴煙で。だからゆっくり走るようにする」

また、道の駅自慢の足湯も灰で濁っていました。

女性
「彼女が鹿屋から引越しをするため記念にと思って足湯に連れてきたが本当はここに座ってゆっくりしたかった」
「前の鹿屋は、冬は毎日がこんな感じだったが、久しぶりだった」

鹿児島地方気象台によりますと、桜島では5月12日から山体の膨張を示す地殻変動が観測されていて、今回の連続噴火である程度は解消されたということです。

そしてこちらは現在の桜島の映像です。現在も噴煙が上がっているのが確認できます。連続噴火は続いていて、気象台は南岳山頂火口や昭和火口からおおむね2キロの範囲では、噴火に伴い飛散する大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

桜島の噴火警戒レベルは入山規制のレベル3が継続されています。
鹿児島地方気象台によりますと、噴煙が3000mまで上がったのは2024年12月23日以来だということです。

鹿児島テレビ
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