鹿児島地方気象台は16日、全国で最も早く九州南部の梅雨入りを発表しました。
九州南部が奄美地方より早く梅雨入りしたのは71年ぶりです。
午後4時半ごろの鹿児島市紫原です。雨がしとしとと降り路面がぬれています。
鹿児島地方気象台は、九州南部は向こう一週間も前線や湿った空気の影響で、曇りや雨の日が多くなる見込みとなっていることから、16日午前11時、「九州南部が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
九州南部の梅雨入りは平年より14日、2024年より23日早く、全国で最も早い梅雨入りとなりました。
九州南部が奄美地方より先に梅雨入りするのは1954年以来71年ぶりで、沖縄、奄美地方より早い梅雨入りは、記録が残る1951年以降初めてです。
こちらは現在のJR鹿児島中央駅前です。現在も路面が濡れている状態です。
梅雨前線は18日にかけて九州南部に停滞する見込みで、鹿児島県本土と種子島・屋久島地方では局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあります。
17日の正午までに予想される24時間雨量は多いところで、薩摩・大隅地方120ミリ、種子島・屋久島地方で150ミリです。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに注意してください。