豊和銀行は2024年度の通期の決算が減収増益となったと発表しました。
◆豊和銀行 権藤淳頭取
「地域経済は物価高や人手不足、人件費高騰で厳しい状況だが、その中では良好な決算であったのではないか」
豊和銀行によりますと、2024年度の一般企業の売り上げにあたる経常収益は103億8000万円でした。前の年度に比べて8500万円少なく、3期ぶりの減収となりました。
株式の売却益の減少などが主な要因だということです。
一方で、融資先の倒産などに備える信用コストが減少したこともあり法人税などを差し引いた最終的な純利益は10億3700万円と前の年度から1億6000万円増えました。
なお、今期については減益を見込んでいますが、いわゆる「トランプ関税」や日銀の金融政策などによる地域経済への影響が見通せず、不透明だとしています。