五島市では島の基幹作物「葉タバコ」の収穫がシーズンを迎えています。
1メートルほどの高さに成長した葉タバコを作業車に乗って、一枚一枚、手作業で摘み取っていきます。
五島市崎山地区の道脇実喜夫さん(53)は約350アールの畑で葉タバコを栽培していて、14日から収穫を始めました。
道脇実喜夫さん
「収量品質、両方期待できるかなと思っている」「最後の一枚まで取りきることを目標に頑張りたいと思う」
葉タバコは安定した収入を得られる農作物ですが、近年は、高齢化や後継者不足、タバコの値上げなど、農家にとっては厳しい状況が続いています。
今年は36戸の農家があわせて、約67ヘクタールで葉タバコを栽培していて、約180トン、3億5千万円の販売を目標としています。
葉タバコの収穫は7月下旬まで続き、葉を乾燥させたあと、秋に出荷される予定です。