アメリカ海兵隊員の男が、基地内で沖縄県内の女性に性的暴行をして起訴された事件を巡り、県議会は沖縄防衛局を訪れ事件に抗議しました。
アメリカ海兵隊員による県内の女性への性的暴行事件について、県議会は9日、抗議決議と意見書を全会一致で可決しています。
14日、議員たちが沖縄防衛局を訪れて事件に抗議するとともに、実行性のある再発防止策の実施や、容疑者の身柄を日本側が速やかに確保できるよう日米地位協定の改定などを求めました。
沖縄防衛局の伊藤局長は「基地内で働く県民の雇用主という立場であり、今回の事件は重く受け止めており申し訳ない」と謝罪しました。
また、基地内で同様の事件が他にも起きていないか問われたのに対し、伊藤局長は「我々が全てを把握しているわけではない」と述べるにとどめました。
ところで、アメリカ軍が13日、本部半島で重さ18キロのバッグを落下させた事故について、県議会は今後、関係機関に対し再発防止を求めていく考えです。