梅雨を前に鹿児島市で消防隊員らが参加して川の氾濫などに備える水防訓練が行われました。
鹿児島市犬迫町の北部清掃工場で行われた訓練には、鹿児島市消防局の隊員ら33人が参加しました。
梅雨を前に行われるこの訓練では、大雨による川の氾濫や堤防の決壊を防ぐための手法を確認するものです。
訓練では土のうを積み重ね、その上からくいを打ち込み流されないように固定して堤防を作る手順が確認されました。
また河川の決壊を防ぐための訓練では、土のうをつけたブルーシートを川の土手に見立てた斜面の上から投げ入れていました。
そのほか河川が増水した想定で現場から緊急退避を行う訓練も行われ、参加者は本番さながらの緊張感で臨んでいました。
鹿児島市消防局 西消防署・高橋友一消防司令長
「実際は雨が降って音もかき消されて、隊員同士の声も聞こえなくなることが想定されるので、そういったことをイメージしながら取り組んだ。どれくらい雨が降るという情報がニュースやインターネットでとれるので、皆さん早めに情報をとって備えてほしい」