梅雨や台風の時季を前に、災害の備えを確認しました。

熊本市の水防訓練が13日、西区の小島河川防災センターでありました。

13日の訓練には熊本市消防局や消防団のほか国交省熊本河川国道事務所など合わせて約120人が参加しました。

訓練は「九州北部地方に梅雨前線が停滞し、熊本、阿蘇地方で時間雨量100ミリを超える猛烈な雨が継続している」という想定で行われました。

【熊本市消防団の車両】
「熊本市消防団です。白川の水位が氾濫の恐れのある水位に達したため避難指示が出されました。近くの方はすぐに避難してください」

訓練では、市の消防団員らが袋に土を詰めた土のうを積み上げ堤防を補強し、河川の氾濫を防いだほか、土砂災害を想定した救助訓練も…。

【藤原 果林 記者】
「こちらでは、消防が建物の中に取り残された人の救助を行っています。全員が役割分担をしながら力を合わせて救助を行っています」

消防隊員らが、土砂などが流れ込んだ建物から要救助者を見つけ救助するまでの一連の流れを確認しながら訓練に当たっていました。

【熊本市 村上 英丈 危機管理監】
「実践的な訓練ができた。一丸となった関連機関の力が有事の際に、迅速かつ適切に発揮できたら…。災害はいつ起こるか分からない。その時に適切かつ迅速に役立つような備えを日ごろから行っていきたい」

テレビ熊本
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