国民民主党の玉木代表は13日の記者会見で、夏の参院選の比例代表に擁立する候補者に対し、「党として合意した事項に反する行動はとらない」などとした確認書の提出を求めていることを明らかにした。

会見で玉木氏は、参院選の候補者擁立作業について、「今月がヤマだと思うが、強化していきたい」とした上で、参院選比例代表に擁立する候補者に対し、「一筆、確認書を取った上で公認決定している」と述べた。

確認書では、「組織人として、党として合意した事項について反する行動はとらない」とした上で、「公認内定後に反する行為があった場合、取り消しなどの処分は受け入れる。当選後、党を離れる場合は議席を返上する」よう求めている。

そして、「党是である『対決より解決』の姿勢で政治活動に臨む。憲法については、党のこれまでの議論を踏まえ、緊急事態における国会機能維持等をはじめ、規範力を高めるための議論を進める」と明記。

さらに、「政策全般について、科学的根拠と事実に基づく観点から、議論及び立案を行う。命に関わる政策分野においてはその観点を特に重視する」とした上で、「エネルギー安全保障の観点から原子力発電の必要性を認め、議論をすすめる」と記している。

確認書について玉木氏は、「私たちとして譲れぬ一線、重要視すべき基準」との認識を示した。

また、玉木氏は、「これから重要な候補者選定は参院選だけではない。衆院選になると、比べものにならないぐらいの数の候補者を出さなければいけなくなる」と指摘し、「どういう基準で選ぶのかを公に示し、透明性のある形で決断していくことが重要だ」との考えを示した。

そして、「旧民主党政権や他党の色々な経緯の方がこれから出てくると思う」との見方を示し、「その時にも、こういった私たちの結党の理念や現在の考え方に合意しているかどうかが、我々の仲間として一緒にやっていく基準になる」と強調した。

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