米の高騰をある工夫で乗り切ろうと、多くの人たちが集まっている現場を取材しました。
その行列ができていたのは東京・板橋区にある住宅街。
皆さんのお目当ては、超お得にできるパンの詰め放題です。
お値段、何と190円。
行列の中には、米の高騰で主食をパンに変えたという人も。
18週ぶりに値下がりしたとはいえ、米の店頭価格は依然、高値。
そんな中、13日にJA全中が会見を行いました。
JA全中の会見:
備蓄米が出回りつつあるので、店頭の小売価格の上がり幅は縮小傾向から下落したという発表もあるので、効果が表れ始めている。
一方、JA全農山形を巡って、4月までJR山形駅に設置していた広告の文言が物議を醸しています。
そこには、「お茶碗1杯の(コメ)価格は約39円、菓子パン約231円。それでもお米は高いと感じますか?どうか、知ってください」という言葉が。
この広告に、SNSで「米は高すぎて買える値段ではない」など批判の声が相次いだのです。
ホームページに掲載していた画像を見ると、すでに削除されていました。
JA全農山形の担当者は「適正価格について考えるきっかけになってほしいという思いを込めた」と説明した上で、「意図が伝わっていない部分があったため画像を削除した」と答えました。
そんな米の高騰が続く中、東京・板橋区の「富士食品」で行われていたパンの詰め放題チャレンジ。
節約のため主食をパンに変えたというこちらの夫婦。
詰め放題は、13日で6回目だといいます。
パン大量ゲットに向けてある秘策がありました。
詰め放題に来た客:
袋に食パンで壁を作って、そこに重ねていく。
チャレンジがスタートすると…。
夫:
もう限界かな…。
妻:
前後まだいける!
夫:
もう食パン無いって…。
妻:
前後まだいける!
そして、結果は17個!
詰め放題に来た客:
目標に1個足りず。でも大満足。十分です1週間190円で朝ご飯を食べられるなんて。
大量のパンをゲットした夫婦は、帰宅後すぐに戦利品を冷凍庫に入れ“備蓄パン”として保存していました。
米の高騰が私たちの食卓を変えようとしています。