アメリカと中国は、双方が関税を115%引き下げることなどで合意しました。
米中両国は12日、共同声明を発表し、90日間の関税引き下げに合意しました。
アメリカが現在中国に課している145%の相互関税などを115%下げて30%とします。
30%の中には、違法薬物対策名目でかけている20%の追加関税も含まれています。
一方、中国もアメリカに課している125%の報復関税を115%下げ、10%にします。
中国側はまた、対抗措置として打ち出した輸出規制などの一時停止や取りやめも発表しました。
双方は新たに設置された貿易協議の枠組みで話し合いを続けることでも合意し、アメリカのベッセント財務長官はテレビインタビューで、「今後数週間のうちに再び会うことになる」と話しています。
米中共同声明の発表をうけ、ニューヨーク株式市場のダウ30種平均は大幅に反発し、9日の終値から一時1000ドル以上値を上げました。