現在JFLで戦ういわてグルージャ盛岡。5連敗中と苦しむチームの現状とこれからの巻き返しについて監督と選手に聞きました。

5月7日、精力的な練習で汗を流すいわてグルージャ盛岡の選手たち。

昨シーズンのいわてグルージャ盛岡は、J3で5勝7分26敗と結果を残せず最下位という結果となり、Jリーグの下のカテゴリーJFLへと降格してしまいました。

迎えた今シーズンは、開幕から2勝1分と好スタートを切ったいわてグルージャ盛岡でしたが、第4節で初黒星を喫すると現在5連敗中と苦しんでいます。

チームを率いて2年目の星川敬監督はJFLでの戦いについて感じるものがありました。

いわてグルージャ盛岡 星川敬監督
「各チームに1人2人いるJリーグでも通用する選手をとらえて切れてなかったりするので、そこを警戒しなくてはいけない」

今シーズンいわてグルージャ盛岡に加入し、試合ではキャプテンを任されているディフェンダーの中里崇宏選手。
3年前にJFLでプレーした経験を持つ中里選手も当時との違いを口にします。

中里崇宏選手
「3年前のJFLと比べてチーム力や個々のレベルは間違いなく高いと思っている」

各チームの力が上がり実力が拮抗してきた中で、いわてグルージャ盛岡がJリーグに復帰するためには上位2位以内に入らなくてはなりません。

現在、16チームが争うリーグ戦でいわてグルージャ盛岡は12位。
JFLでは15位と16位のチームは地域リーグに降格する可能性があります。

ここまでチームトップタイの3ゴール、フォワードの深堀隼平選手も危機感を抱いています。

深堀隼平選手
「全てが全てうまくいくとは思わないが、さすがに5連敗はよくないと思う」

ただ、2025年のJFLは大きく抜け出したチームはなく混戦ムード。1位のチームといわてグルージャ盛岡の勝ち点差は11。残り22試合で、まだまだ背中が見えるポジションです。

選手たちも強い思いで次なる戦いに挑みます。

深堀隼平選手
「チームとして全員で責任と自覚を持って、もっともっと100%で走って勝利に貪欲に行かないといけない」

中里崇宏選手
「1敗もできない状況なので、全ての試合で勝たなきゃいけない」

そして、いわてグルージャ盛岡を後押しするサポーターの応援に星川監督は大きな刺激を受けていました。

いわてグルージャ盛岡 星川敬監督
「アウェーでもホームの雰囲気を作ってもらい、応援だけ見たらダントツ1位なので、我々の成績だけが伴っていないので、応援の質に我々も負けないよう頑張っていく」

サポーターの思いに応えるため、選手たちも前だけを見ています。

深堀隼平選手
「まだまだリーグ戦残っているし、挽回するチャンスも残っている。先手先手で攻撃的にもっといければと思う」

中里崇宏選手
「昇格はあきらめていないし、目の前の試合に勝利してシーズン最後にみんなで笑えるように頑張っていけたらいい」

このままでは決して終わらない。1年でのJリーグ復帰へ。いわてグルージャ盛岡の巻き返しが始まります。

岩手めんこいテレビ
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