バスケットボール男子Bリーグ2部「B2」の富山グラウジーズは、この週末、B1昇格をかけたプレーオフ準決勝に臨みます。
プレーオフでは、上位2チームつまり準決勝で勝ち上がればB1復帰が決まります。
先日、行われたプレーオフ準々決勝、2勝1敗で準決勝に駒を進めたグラウジーズ。
ベスト4進出がかかった第3戦で、両チーム最多、36得点の活躍を見せたアーロン・ホワイト選手はチームの課題について…
*富山グラウジーズ アーロン・ホワイト選手
「(PO準々決勝の第3戦では)3ポイントシュートが5本入ってそこから流れが良くなった。ゲーム1.2ではあまり決められなかったので、チームに良い流れが作れなかった」
課題は今シーズンリーグ最下位のスリーポイントシュートの成功率。
敗れた準々決勝第2戦では、成功率が2割を切りました。
*リポート
「準々決勝の3連戦が続いたということで、9日チーム練習はお休みで個人練習となっています。そんななか、選手たちはアウトサイドシュートの練習を熱心に行っています」
インサイドの強さが武器のグラウジーズ、プレーオフを勝ち抜くには、スリーポイント、アウトサイドからのシュートの成功率が勝敗のかぎを握ります。
プレーオフ準決勝の相手は、西地区首位のライジングゼファー福岡。
おととしまで、グラウジーズを率いた浜口炎ヘッドコーチが指揮を執り、グラウジーズで5シーズンプレーしたビッグマン、ジョシュア・スミス選手が攻撃の要です。
その福岡との今シーズンの対戦成績は4戦全敗。1度も勝てなかった相手にどう挑むのか。
ダビーヘッドコーチが参考にするのが、意外なスポーツです。
*富山グラウジーズ ダビー・ゴメスHC
「相撲の動画を選手たちに見せる。サイズやどちらが強いというのは関係ない。どれだけ気持ちで勝てるかが大事」
体格で劣っても気迫で勝つ。
相撲の精神を取り入れ、1シーズンでのB1復帰に挑みます。
*富山グラウジーズ 上田隼輔選手
「(福岡には)まだ勝てていないが、気持ちの勝負だと思う。ブースターと一致団結してB1昇格をつかみたい」
プレーオフ準決勝は、10日からアウェーの福岡市で行われます。
2勝すればB1昇格が決まる、重要な戦い、富山から応援しましょう。