9日の長崎県内は、低気圧や前線の影響で大気の状態が不安定です。
五島で1時間に62mmの非常に激しい雨が降りました。
長崎県内の広い範囲に発表されていた暴風警報は、午後4時30分すぎに解除されました。
長崎地方気象台によりますと、前線を伴った発達した低気圧が黄海を東に進んでおり、九州北部地方では気圧の傾きが大きくなっています。
一時、長崎県内の広い範囲に暴風警報が発表され、9日これまでに観測された最大瞬間風速は、雲仙岳で28m、新上五島町有川で21.2mなどとなっています。
また、五島市福江では5月の観測史上最大となる1時間に62mmの非常に激しい雨が降りました。
海の便にも一部、影響が出ています。
長崎と五島を結ぶジェットフォイルや、佐世保と上五島を結ぶ高速船が、海上しけのため終日欠航しています。
雨、風ともに9日夜はじめごろまで続く見込みで、今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。