愛媛県松山市に本社がある伊予銀行を中心にする「いよぎんホールディングス」の今年3月期の決算が9日に発表されました。外国債権の売却益の増加などにより、4期連続の「増収増益」になっています。

いよぎんホールディングスによりますと、今年3月期の連結決算は売上げにあたる経常収益が2318億8800万円。前の年度から約390億円アップしました。

親会社の株主にもたらされる当期純利益も533億2100万円に。138億円ほど増えて過去最高益になり、4期連続の「増収増益」です。

主な要因は、外国債権を売却した際の利益が増えたことや、人手不足の中小企業を中心に業務効率化への投資のニーズが高まり、貸出金が増えたためとしています。

この一方で、アメリカのトランプ政権の関税政策で世界経済の減速に懸念が強まるなか、今後の愛媛の経済の見通しについて三好賢治社長は「県内約7800億円くらいの輸出のうち、300数十億が米国向け。あまり影響は直接出てこない」と分析。ただアジア各国を経由しアメリカに輸出している製造業などは、今年度の後半に影響が出ることも考えられるとし、倒産に備える信用コストが増える可能性にも言及しています。

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テレビ愛媛
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