京都などで野菜の卸売業やスーパーマーケットの経営をしていた会社とその関連企業が事業を停止し、破産申請の準備に入ったことがわかりました。
東京商工リサーチによると、京都市に本社を置く、野菜の卸売り・小売り業「Green Smile」と関連会社の「NEXTINNOVATION」は、きのう=5月8日付で事業を停止し、破産申請の準備に入ったことがわかりました。
負債総額は「Green Smile」で約7億5000万円が見込まれるということです(現在調査中)。
「Green Smile」は、2012年5月に操業され、一時は飲食業にも進出したものの、最近では野菜の卸売・小売を主業務としていて、近隣の飲食店や菓子製造小売業者な
どを中心に約250軒に上る卸売の販路を確保していました。
新型コロナウイルスが流行した時期には、飲食店向けの販売が落ち込んだことから、「京の八百屋 菜珠」という青果店を京都市内に2店舗オープンし、2022年6月期の売上高は約3億2000万円、続く2023年6月期は4億5947万円を計上していました。
また2020年ごろから、スーパーマーケットを買収し、経営するようになりましたが、うまくいかず、おととし11月に買収した、大阪で営業するスーパー「アカシヤ」も、経営が軌道に乗らず、多額の赤字を計上。
資金繰りが限界を迎え、今回の措置に至ったということです。