「逆子」を治す医療行為で、適切な処置を怠たり、生まれた子どもに障害を負わせた疑いで、男性医師が書類送検された。

京都府内に住む母親の千鶴さん(37)は5年前、京都第一赤十字病院でお腹を手で押しながら逆子の胎児を回転させる「外回転術」を受けた。
息子の宝くん(4)はその際、低酸素状態になり帝王切開で生まれたが、脳のほとんどを損傷し重い障害が残ったということだ。

病院側は医療事故を認めたが、警察は宝くんの心拍数に異常があったにも関わらず適切な処置を怠ったとして男性医師(50代)を業務上過失致傷の疑いで書類送検した。

千鶴さんは「息子の人生にどれほど重いものを残したか。正面から受け止めてほしい」とコメントしている。

(関西テレビ「newsランナー」 2025年5月9日放送)