まさにメジャーの合戦で無双状態。
防御率は0点台。
月間MVPにも輝いている一方で気になるのが、ロサンゼルス・ドジャース打線の援護。
特に大谷翔平選手(30)ですが、不発なんです。
今シーズン、山本由伸投手(26)が先発した試合で大谷選手は8日まで25打数4安打。
ホームランはなし。
現在、打率が3割近い中で、山本投手が登板の日はこれまで1割5分台と沈黙しています。
援護の一発は出たのかどうか見ていきます。
先発山本投手を援護したい大谷選手は初回の第1打席は良い角度で打球が上がりましたが、バットの先でセンターフライ。
3回の第2打席は高々と打ち上げ、レフトフライに倒れました。
3回まで無失点と好投していた山本投手ですが4回、フォアボールと内野安打でノーアウト2塁1塁のピンチを迎えました。
ここで追い込みながらもスライダーがすっぽ抜けデッドボール。
満塁とピンチが広がりました。
そして、不用意にカウントを取りに行ったボールをたたかれました。
メジャー初となる痛恨の満塁ホームラン。
一気に4点を失いました。
5回、大谷選手の第3打席は良い当たりを見せたものの、セカンドゴロ。
なかなか山本投手を援護できません。
そして、5回ウラ。
立ち直りたい山本投手でしたが、再び一発を浴びました。
5回、6安打5失点でマウンドを降りました。
大谷選手は第4打席も空振り三振。
ここまで良いところがありませんでしたが、山本投手も見守る中、9回2アウト・ランナーなしで5度目のバッターボックスへ。
最後のバッターとなるのか、それとも…。
弾丸ライナーがあっというまにフェンスを越え、打球速度182km、飛距離130メートルの第11号ソロホームラン。
スカッとする一撃を放ちましたが、時すでに遅し。
ドジャースは5-3で敗れ、山本投手に3敗目がつきました。
三宅正治キャスター:
谷選手の一発出たけど、少し遅かったなと。山本投手が投げる日は大谷選手も打ちたいはず…力が入っちゃうんですか?
「イット!」MLB取材キャスター・鈴木優さん:
山本投手も去年、会見でぜひ打ってほしいということを冗談っぽく言っていたのも印象あるんですが、最近の山本投手は相手がみんないいピッチャーすぎて、大谷選手だけじゃなくて、チームメート全員打ててないので大谷選手が打てていないのもちょっと微妙な印象がしています。
三宅正治キャスター:
山本投手、9日はホームラン2本で5失点ですが、調子自体は序盤のピッチングを見ていても悪くなかったように見えましたが?
「イット!」MLB取材キャスター・鈴木優さん:
すごくいい球も多かったですし、いい球と、あまり良くない球の差が大きかった登板だったかなと思いますね。カウントを悪くしてからストライクをとりにいった球を9日は2本ホームランにされてしまったという感じですね。調子自体は悪くないと思うので、次回は期待できるかなと思います。
三宅正治キャスター:
山本投手試合後のインタビューで「満塁ホームランを打たれた回以外はカウントを悪くしたりはありましたけど、そこまで悪くなかったと思います」と答えていました。この辺は手応えはあったということなんでしょうね。
「イット!」MLB取材キャスター・鈴木優さん:
相変わらず調子はいいと思うので、9日はボールの兼ね合いがちょっと良くなかったところはあると思いますけど、次回のホーム帰ってからの登板は楽しみにできると思うので、連続でやられない男・山本に期待したいと思います。