愛媛県内で今年3月に卒業した大学生の3月末時点の就職内定率は97.6%になるなど、高校や高専、短大を含め極めて高い水準になりました。この一方で県内の企業への就職の割合は、高校を除いて過去10年で最低になっています。

愛媛労働局の2日の発表によりますと、愛媛県内の今年3月に卒業した生徒や学生の4月末時点の就職内定率は、大学生が97.6%。前の年の同じ時期と比べて0.6ポイント増え、統計を取り始めた1989年度以降で4番目に高い水準になりました。短大生は97.3%と前の年の同じ時期より5.1ポイントUPし、過去最高に。高専生は100.6%と0.4ポイントUP。高校生は99.8%で0.3ポイント上回り、過去10年で最も高くなりました。

高校生から大学生に至るまで、極めて高い就職内定率になった理由は「企業の人手不足に伴い売り手市場になっていて、就職や採用の活動が早くなったため」と分析しています。

この一方、愛媛県が力を入れている県内企業への就職の割合は大学生42.5%、短大生78.1%、高専生14.7%、高校生は去年と同じ76.1%となり、高校生を除いて過去10年で最も低くなりました。

この理由として、コロナ禍で強まっていた県内への志向が、待遇面で優れる県外の大企業に向かっていることなどをあげています。

愛媛労働局は対策として、県と連携して県内の企業との交流セミナーを開くなどし、愛媛の優良企業を知ってもらう取り組みを進めています。

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テレビ愛媛
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