全国的に晴天に恵まれ、すでに夏場のような紫外線が降り注いだ8日。

午後1時過ぎの東京・墨田区の錦糸公園では、帽子をかぶって日焼け対策をしている子供の姿も見られました。

東京・銀座にある大手雑貨店「銀座ロフト」にも、紫外線が意外な変化をもたらしていました。

「母の日」まであと3日。
2025年は、贈り物としても紫外線対策グッズが多く選ばれているといいます。

ロフト広報・高橋(高ははしごだか)ひとみさん:
母の日はお母さまのお好みに合わせてというところが一番多いと思いますが、紫外線対策だと普段から使いやすいというので、贈り物に選ばれる方は多いのかなと思います。

まだ5月というと紫外線対策には少し早いような気もしますが、気象庁によりますと、5月でも晴れの時には紫外線の人体への影響は真夏とほぼ変わらない強さになるといいます。

「銀座ロフト」でも、5月に入り紫外線対策グッズの売り上げが伸び始めています。
売れ筋の商品を紹介してもらいました。

ロフト広報・高橋ひとみさん:
こちら新しく発売された紫外線対策の日焼け止め。お化粧下地にも使えるようなものが大変人気。

様々なメーカーから販売され始めたのが、日焼け止め成分入りのメイク用品です。

ロフト広報・高橋(高ははしごだか)ひとみさん:
自然な形でトーンアップ(明るく)してくれて艶も出してくれる。

さらに、ここ最近需要が高まっているというのが…。

ロフト広報・高橋(高ははしごだか)ひとみさん:
紫外線から肌を守るのを助けてくれるようなサプリメント。日焼け止めや紫外線対策ウェアを併用して使っていただくことで、より効果を実感しやすいかと思います。

一方、都内の公園では、子供の紫外線対策に親が神経をとがらせていました。

2歳の子の母親:
私はしてないが、子供には日焼け止めを塗っている。1歳ぐらいから。早くやらないと。

小学1年生:
(Q.紫外線ってしってる?)学校では習ったことある。先生が毎日帽子かぶってきてねって言っている。

紫外線対策のため子供用のスポーツが積極的に取り入れ始めたのが、サングラスやUVカットの眼鏡です。

東京・江戸川区の少年野球チームでは、2023年から着用の推奨を始め、今では半数近くの子がサングラスをかけて試合や練習に参加するようになったといいます。

雷サンダーズ・岩野佑樹監督:
グラウンドに終日いると、年々、紫外線量が強くなっているのを感じる。安い分だったら3000円以内で購入できるかなと。

子供のころからサングラスなどによる紫外線対策を行うことが重要だと医師は指摘します。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
子どもさんの目は澄んでいて、キラキラした目をしていると思います。それは言い換えると、水晶体に濁りがなく瞳孔も大きい。神経にダメージを与えるというリスクは若干高いと思いますので、小学生以上のお子さんであれば、外に出て活動する時にはサングラスをする必要性やメリットの方が大きくなるのかなと。