秋田県鹿角市に住む60代の男性が、金融機関からの案内を装うメールで口座振替の手続きを求められ、現金約260万円をだまし取られました。
6日午後9時ごろ、鹿角市に住む60代の男性のパソコンに、実在する金融機関の名で「口座振替結果」と題したメールが届きました。
記載されていたURLにアクセスするとログイン画面に切り替わり、男性はインターネットバンキングで使用しているIDとパスワードを入力しました。
男性はその後、名前や電話番号、キャッシュカードの暗証番号などの情報を入力したところ、固定電話での認証確認を要求されました。自宅の固定電話から電話をかけると自動音声ガイダンスが流れ、男性は指示通り認証コードを入力しましたが電話が切れました。
男性がネットバンキングの口座残高を確認すると、約260万円が不正に送金されていることに気がつき、被害が発覚しました。
警察は不審なメールやメッセージが送られた際には詐欺を疑い、記載された連絡先に電話をかけたりURLにアクセスしたりしないよう注意を呼びかけています。