ファン悲鳴の突然の知らせでした。

6日夜、嵐がファンクラブサイトに動画を投稿し、来年春ごろのコンサートツアーをもって、活動を終了すると発表しました。

長年、芸能キャスターなどを務める大村正樹さんに詳しく聞いていきます。

■悲鳴と嗚咽が聞こえてきた 嵐5人の結論

(Q.突然の発表について)
【大村正樹氏】「まずこれは事務所の方針じゃなくて、ご本人5人が主体性をもって、主体的に決めたという。だから“5人で話し合って決めたこと”、“5人の結論”ということが一つなんです。私も全く知らなかったんですよ。きのう6時過ぎに、東京のスタッフルームの女性の声で、悲鳴と嗚咽が聞こえてきたんですね。何事かと思ったらその動画を見てるんですよ。

6時過ぎにファンサイトに新着のメッセージが来て、そして嵐からコメントがあるよって見たらこの活動終了というそのメッセージが。程なくして、我々のもとにも18時半に情報解禁という形で夕方のニュースの時間帯なんですけれど、この嵐のコメントが送られてきました。そこで夕方のニュースはすぐ対応して各局送り出したんですけれど、その報道の条件というのが、2019年のコンサート映像『感謝感激雨嵐』の楽曲、これだけ使っていいよ、と。それ以外にこのコンサートの時の5ショットのグループショット1枚と、それ以外のアー写(アーティスト写真)1枚で、この1枚も撮影されたのは、活動休止前のものなので、近影じゃないんですよ。

ファンの皆さんも、我々のスタッフのファンも、泣きながら『じゃあ大野君も出てたのか』となって、当然『見たい』ってなるじゃないですか。ところが大野さんに関しては、活動休止以降ご本人の映像というのは一切なくて、去年11月の「嵐」25周年の時に、初めて手と直筆のメッセージが出ただけだったんですね。ただこのファンクラブのサイトでは、松本潤さんあるいは櫻井さんがリアル配信をしながら、ファンとの交流をしていたんですけれど、大野さんに関しては、去年11月の手しか出てなかったので、大野さんのファンはファンクラブをやめてる人が結構いたんですよ。

慌てて『もう1回入らなくちゃ』と思ってファンサイト開いてみたら、“現在新規の入会は休止しています”と。“つきましては来月”となっていまして、やっぱり大野さんのファンからすると、『今後、私たちどうなっちゃうの』って、すごく悶々とした気持ちできのう過ごしていたとと思います」

■ファイナルは聖地“国立競技場”か

(Q.来春ツアーの場所は?)
【大村正樹氏】「おそらく最後は国立競技場でファイナルとなると思うんですね。キャパ8万人です。この国立競技場に関しては、ご存知の通り、2020年の東京オリンピックの直前、こけら落としライブという形で、嵐は2020年の5月にライブを予定してたんですけれど、コロナ禍によって急遽中止になってしまったんですね。

そのためファンに向けて2020年11月に国立競技場から無観客配信ライブを行ったんですよ。ただ嵐のファンにとって国立は聖地でもあります。ですからおそらくファイナルは、聖地である国立競技場で迎えるのではないかという予想。

あとはこれから来年の春の最後のツアーに向けて、なるべく大きな動員ができる所を順次抑えていくんじゃないかなと思いますね。

きのうのメッセージの中に、実は“直接”っていう言葉が大野さんの口から2回出てるんです。『ファンの皆さんに直接感謝を伝える』、『直接パフォーマンスを見てもらうということを持って』とありますので、やっぱりこれは配信ではなくて、直に触れたいというメッセージを感じてます。叶わない可能性もありますけれど、できるだけ直接ファンに会って、最後へメッセージを送りたいという思いがきのうの動画からも見て取れました」

■国内最大のファンクラブ 途中退会の人も「救済」あるかも?

2019年の活動休止の会見にも出席し、嵐の長年の大ファンである青木源太キャスターも解説に熱が入ります。

(Q.総合演出は松本潤さん?)
【青木源太キャスター】「松本さんが必ずやると思いますよ。ずっと嵐(のコンサートの演出)はやっていますからね」

(Q.途中でファンクラブを退会してしまった人はどうなる?)
【大村正樹氏】「嵐のファンクラブは国内最大のファンクラブと言われていて、会員数が多いときは300万人を越えていたんですよ」

【青木源太キャスター】「延べ通し番号で言うと、述べ300万が累計で」

【大村正樹氏】「“推し”が誰かってことは、ファンクラブ本部では分からないんですが、嵐のファンクラブはAから始まる番号で、ずっと通し番号が続いているんですよ。欠番した場合も、そこは通し番号のままになっていますので、おそらく、例えば去年の11月に辞めてしまった方が、もう一度6月に入会した時に『救済しよう』っていうふうに、当然なってくると思います。ファンファーストですから嵐は。当然考えてると思います」

■「決めるときは決めてきた男」リーダー大野さんの活躍に期待

嵐の長年の大ファンである青木源太キャスターは、今後1年間の注目点について「リーダー大野智の輝き」について熱く語ります。

【青木源太キャスター】「4年半活動休止をグループとしてはしていました。でも大野さん以外は、メディアに出続けていたわけですよね。活動休止をずっとしていたのは大野さん。嵐の楽曲というのは、一番盛り上がったところで大野さんのソロパートというのがやっぱりあるんですよ。

大野さんって普段お話してると、すごいふんわりとした、飄々とした雰囲気。でもいざオンステージになると、ぱっと変わるんですよ!キラっというアイドルの輝きを放つ大野さんがいるので、これまでの嵐の活動を振り返っても、リーダー大野智決めるときはちゃんと決めてきた男なんですよね。だから大野さんが来年春のツアーで、どんなパフォーマンスを見せてくれるのかというのは、非常に注目しています」

【青木源太キャスター】「もう一つ言いますと、来年の春ツアーを行うことを発表しましたけれども、じゃあテレビ番組の出演はどうだろうか?嵐は各局で冠番組を持っていたわけですね。だからそのスタッフの皆さんと、もう一度なにか特番という形でも何かあるのかなと予想はします。

嵐の皆さんって、テレビ局のスタッフの皆さんと緊張関係というよりは、非常に和気あいあいと番組作りをしている姿が非常に印象的なんですよね。だからそういう関係があるならば、何か実現するんじゃないかななんて夢想しています」

■青木キャスターの『とれたてっ!パワー』でインタビュー!?

関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」のメインキャスターの青木源太キャスターは以前、日本テレビのアナウンサーだったため嵐と何度も共演しています。この熱い思いがインタビューにつながるといいなという話で盛り上がりました。

【青木源太キャスター】「そうですね。生出演はあれですけど、インタビューが可能なのであればね…!」

【大村正樹氏】「日テレの“勝ち”だと思うな。なんかきのうなんかも、櫻井さんが日本テレビにメッセージを送ったりしているじゃないですか。あれも良いメッセージで、こっち(フジテレビ)に来てないわけですよ。だからもう本当、青木さんが『とれたてっ!パワー』で、ちょっと関西の方からアプローチしてお願いしますよ」

【青木源太キャスター】「『とれたてっ!パワー』ってあるんですか?(笑)」


■ツアーのチケットは争奪戦? 「血で血を洗うという大惨劇になりそう」と橋下氏

嵐のライブはやっぱりチケット争奪戦になりそうです。この状況に複雑な表情を浮かべるのは橋下徹氏です。

【橋下徹氏】「今うちの家族大は変な状況でして、上が28歳から下17歳までで4人の娘がいるんですけれども、実は数人が嵐のファンクラブ会員を継続していて、これチケットどうすんだと」

【青木源太キャスター】「継続してたら行けますよ!」

【橋下徹氏】「…いや、でも、1会員に複数枚は無理なんでしょう?そうすると、4枚獲得できないと、姉妹で大変なことになる気がして、血で血を洗うという大惨劇になりそう」

【橋下徹氏】「一度、相葉さんとロケ番組でご一緒させてもらったんですけどね。本当はダメなんですけど、長女がファンなので、長女連れてっちゃったんですよ。そしたら手土産をお渡しした時に、相葉さんちゃんと中身を確認して、お菓子だってことを確認して、『そんなおいしそうな物!新幹線の中で食べるね』っていうようなことを、名前も確認してもらって、それ以来、もう父親よりも相葉さん。すごいんですよ。嵐のメンバーそういうこと、ひとりひとりに多分そういう配慮。僕なんか絶対そんなことやらないけど。いや本当すごいなと思って」

【青木源太キャスター】「嵐は2010年代は、メンバーご自身も『ライブのチケット取れない』と、よくおっしゃってました。超プラチナチケットに今回もなりそうです」

(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年5月7日放送)

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