開幕から25日目を迎えた大阪・関西万博。
7日も子どもたちをはじめ、多くの人が訪れていました。
そんな中、問題が…。
万博関係者によるルール違反の「隠れたばこ」が横行しているのです。
万博の会場では、可燃性のメタンガスが度々検出されています。
もし引火すれば爆発事故の恐れも。
そのため喫煙は厳しく制限されていて、吸える場所は東ゲート付近の会場の外にありますが、中にはありません。
そもそも今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。
そのため、原則禁煙です。
では、隠れてどこで吸っているのか。
取材班が向かったのは、関係者以外立ち入り禁止のバックヤード。
さまざまな場所に「NO SMOKING」と書かれた貼り紙がされていますが、あちこちに吸い殻が。
ルール無視の隠れたばこは、なぜ続出しているのか。
こっそり吸っていた外国人スタッフに聞いてみると、「喫煙所が遠すぎるし、万博に1カ所しかない。喫煙所まで15分かかるよ。(Q.たばこは危険だと思うが?)分かってるよ。電子たばこは危険じゃないからね」という返答が。
本当にそうなのでしょうか…。
博覧会協会は、西ゲート付近に最大2カ所、喫煙所を増やす方向で検討しているということです。
相次ぐ隠れたばこについて、協会は7日午後、「会場の中で喫煙しているというのは我々も聞いている。見かけたら注意してやめてもらっている」と述べました。